11月18日、政府から2012年春の大学卒業予定者の就職内定率が発表され、4年生大学では59.9%だったということ。
過去最低だった2010年よりやや持ち直したものの、依然として、厳しい状況が続いているらしい。
“文科省と厚労省の調査によると、10月1日現在の大学生の就職希望者の就職内定率は、59.9%で、2010年の同じ時期より2.3ポイント増えたものの、過去最低だった2010年に次ぐ、史上2番目に低い値となっている。
若干持ち直した理由として、文科省は、大企業志向だった学生が中小企業にも目を向けたことや、震災後、特に建設関係で、前倒しで採用されていることが考えられるとしている。
また、高校生の就職内定率も、前の年の同じ時期に比べ0.9ポイント増え、41.5%で、2年連続で増加している。”
多分、2012年新卒の有効求人倍率は多分1%台じゃないかな。
ここ3年の大学卒の有効求人倍率は2009年卒2.14倍、2010年卒1.62倍、2011年卒1.28倍。
正直、大変な数字だと思う。昨年は新卒者1名に対し1.28社の求人があったという事だけど、求人企業のニーズと求職者のニーズが一致するとは限らないからね。
自分の時は、最悪、ここに行けば、とりあえず内定OKって業界があったけど、この倍率からして、今は無さそうだね。
それは、物事の効率化、投資効率の最大化ってのを、どの会社も目指しているからなんだろう。
20世紀後半の日本企業は、外部株主に対してリターンが少ないって叩かれていたけど、その分雇用を維持することで社会をまわしていた。
今の企業は、投資家への還元を第一に考えるから、今の利益率を高めるために、人材の育成なんてお金のかかる事は最低限にして、即戦力を雇用したいって考えてる。
誰かが育てなければ、即戦力の人材なんていないんだけどね。
この風潮で、しばらくはアルバイトでスキルを身につけて企業に就職するって流れが出来ているかと言えば、そうでもない。
まあ就職できても、みんながみんな高い給料をもらえるわけではないけど、スキルを持たない新卒アルバイトでは、生活するのが精一杯の賃金しか得られないだろう。
ワーキング・プアの誕生だ。
正直、日本国内には、もうロクな職業が無い。なんて事はないと思う。
介護福祉関係なんて仕事はあっても、キツイ労働と安い賃金で人が居付かないって聞く。
需給バランスの関係から言えば、賃金は上がってしかるべきなのだが、サービスを受ける人が払えない金額は設定できないからね。
じゃあ、税金でフォローするって言っても、財源は無限にあるわけじゃない。
じゃあ、産業として成り立ってないじゃんって、それでいいのか。
地域社会が、映画やドラマで見る昔みたいに相互扶助という形で成り立っていれば、そんな産業は不要って切り捨てられるんだけど、あれは家には主婦が居て、旦那さんは外で家族手当付きでバッチリ稼いできて・・・とか、町場でちょっとした仕事は転がっていて、自宅でも内職をやろうと思えば仕事があってって、ある意味生活様式が定型化しているのが前提条件。
今みたいに多様な生活様式がある世界では、実現が難しいんだろうね。
このまま行けば、確実に社会の階層化が進んで行くんだと思う。
勝ち組・負け組なんて、他人を突き放す下品な言葉が定着している所からも、無自覚に階級社会に突入してきているって事が感じられる。
それを容認するかどうか。まあ、今のところは、為すすべなく流されてるって感じだけど。
多分、若い人たちは、日本のそんな状況を見ながら、海外での就職を視野に入れておくべき時代が来たって事なんだろうね。
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